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YONEX 540gの国産フレーム誕生&試乗会決定

どこのメーカーもカーボンバイクの投入が顕著だが、見せかけだけのカーボンバイクや質の低いカーボンバイクが市場に氾濫する中で、カーボン素材のトップグレードを開発生産しているのはどこか?と言うともちろん日本の技術。

その最高の素材をふんだんに使用し、日本国内の最高の技術でカーボンフレームを一本一本ハンドメイドしているメーカーと言えばYONEX。

「YONEXってラケットのメーカーでしょ」いまだにそんなコメントを聞くがそろそろYONEXが最高のバイクを作っているメーカーだと気づくべきだ。

SHIMANOが釣り具メーカーだとしか思ってないで自転車に乗ってる人は居ないだろう。

今回の「CARBONEX SLD」はフレーム単体重量が『540g』(身長170cm相当)と驚異的な軽さに仕上がっている。

これは単にカーボン量を減らして軽くするのではなく、新素材を惜しみなく投入した結果だ。

東レが開発したトレカM40Xと言う次世代のカーボン繊維とNamdはニッタ(株)が開発したナノ分散カーボンナノチューブを炭素繊維へ均一複合化する技術が合わさり『軽さ』『乗り心地の良さ』『よく走る』をライダーに提供するバイクに仕上げてきている。

CARBONと一言で言っても種類とグレードは様々で、カーボン風カーボンとは一線を画すカーボン素材と言える。

前作のCARBONEX Discから比べると若干シャキッと感を感じるのではないだろうか。これはクライマーのみならずオールラウンダーにとっても踏みごたえを求める人には良い方向に進化しているだろう。

プロトタイプを何度も試作し辿り着いたCARBONEX SLD。これまでのCARBONEXの良いところを継承しつつSL(スーパーライト) D(ディスク)へと進化を遂げた今回の新作を体感してもらうために試乗会を用意している。※日程は最後に掲載

では価格はどうか?これだけ贅沢なカーボンを惜しみなく使用して前作から4万円しかアップしていない。

海外メーカーの目まぐるしい価格の上昇を考えると、これだけの素材と国内生産技術でブラッシュアップされたCARBONEX SLD、こんな価格で大丈夫なのか?と考えてしまう。

CARBONEX SLD 開発秘話

(208) ヨネックスから新型ロードバイク「カーボネックスSLD」登場 – YouTube

昨今のカーボンバイクと言えば、軽いが硬い。カーボンの特性(しなり)を活かしきれず、太めのタイヤで乗り心地を上げようとしたり、フレーム形状を変化させたり、フロントフォークやホイールに緩衝材的な役割を求めてしまっている。これはブレーキシステムがディスク化してより大きな制動力に耐えなければならなくなってきているのも要因している。

要は何が言いたいかと言うと、プロモーションと文才があればトップブランドだとユーザーさんに擦り込める時代。ネットには幾らでも良い事だけ掻い摘んでつらつらと並べられる。どのメーカーさん(ホームセンターブランド含む)も新しい技術とか独自開発と言いつつも、自社のラボでいくつもプロトタイプを作ってテストしているブランドはあまりにも少ない。

本当に良い物をチョイスするにはネットのフェイクを信じ込まない事。何度も言うが、そろそろネット初心者を卒業して欲しい。

大事なことは本当にモノ作りをしている確かなメーカーを見抜くこと。

カーボンのレイアップはLOOKが昔から得意。これは世界初となるカーボンバイクをリリースしてからゆるぎない事実。40年近くカーボンを研究しカーボンの種類によって特性を熟知しているLOOKならではの技術が盛り込まれている。LOOKも元々はスキーのビンディングシステムのメーカー。

cannondaleは世界初のアルミバイクをリリースしてアルミバイクでは群を抜くメーカーだが、最近のカーボンバイクの開発はアルミバイクの開発をしのぐ勢いだ。ここ数年はカーボンの素材を活かしつつエアロロード化して、前作のSuperSixと全く違うカーボンバイクとして生まれ変わっている。cannondaleのSuperSix EVO Carbonも試乗された人は、カーボンの特性を活かした乗り心地に「これが本当のカーボンバイクですね。」と驚く人は多い。

中身の進化は目に見えにくく、情報が氾濫し、正確な情報を得る事が困難な時代なので、ご自身の体で確認して頂くのが一番の方法です。

YONEX  CARBONEX SLD 試乗会のご案内

日にち:2023年3月11日(土)・12日(日)

詳細は後日、当ブログにて案内

 

添付資料YONEX通信より抜粋

YONEXのバイクはヒルクライムだけでなく、ロードレースやトライアスロンの分野でも戦えるバイクとして浸透し始めている証だろう。