2026年の皆生トライアスロン大会も終わりましたので、久しぶりにブログを更新します。
今年の皆生トライアスロン大会も暑かった!
そしてメカニックチームも熱かった!
今年のメカニックチームのメンバーは過去イチ素晴らしいメンバーが揃いました!


毎年応援に駆けつけて下さるトラック日本ナショナルチームのメカニックの森さんをはじめ、森さんの弟子で現在ベルギー在住でツールドフランスにも参戦しているLotto Intermarchéチームでメカニックをしている家本さん、GOKISOの郡山さんはツールド福島でもメカニックで活躍、元工具メーカー社員の八木さん、土曜日だけお手伝い頂いた斉木さんは米子が地元で現在東京でバイクショップ勤務、そして私。
皆さん日常的にメンテナンス業務をこなしているので、今回も様々なトラブルの対応しました。現場経験の豊富なメカニックチーム。私も30年近く皆生大会のサポートに入り皆勤賞ものですね。
例を挙げると、搬送中にありがちなリアメカの破損・リアエンドアダプターの変形・Di2ケーブルの断線、パンク修理は例年通り数多く、組立不良と言ったところまで対応していました。
最近多く見受けられるのは、この組立不良。趣味程度に動画を参考にいじってるんだろうな・・・的なバイクが増えています。自己責任で調子が悪いのはよいですが、バイクパートでホイールチェンジをしなくてはならないくらいのトラブルやクラッシュも多くなっています。くれぐれも他者を巻き込まないようお願いしたいところです。

土曜日のメカニックブースは大忙しです。10年前はこんなに持ち込まれるバイクは多くなかったんです。
ツールドフランスなどワールドツアーで活躍しているLotto Intermarchéチームでメカニックをしている家本さんもずっと働きっぱなし。普段は最新機材ばかり触っているので、電動シフト以外のメカニカルシフトのバイクやリムブレーキのバイクを懐かしむように手際よくメンテナンスしていました。さすが世界最先端の現場で働いてるだけはありました。


そして今年は最強メカニックチームの要因の一つは、これだけのスペアホイール。
GOKISOさんがリムブレーキ・ディスクブレーキのホイールを1ペアずつ、各メカニックカー4台に搭載するだけのホイールを用意してくださいました。
めちゃめちゃ贅沢なスペアホイール。これだけで500万円近い金額のスペアホイール。試乗会イベント以外でこれだけGOKISOのホイールが揃っているのを見ることはなかなかありませんよね。
世界に通用するレベルのメンテナンス技術と機材。それに加え地元の大会を熟知したスタッフ。これを揃えて今年の皆生トライアスロン大会の出場選手をサポートしました。
日本全国トライアスロン大会はあれど、ここまで手厚いサポートが出来る大会はないでしょうね。

メンテナンス業務の合い間にレジェンド選手と記念写真を撮っていただきました。
私が皆生大会で審判長をしていたころ、トップを走っていた人たち。懐かしい。

レース当日は抜けるような晴天。今日のレースも暑くなるような予感。1000名が熱中症との戦いが始まります。

今年から一斉スタートではなくなり、スイムスタートエリアも密集度が違います。
いつものように八尾監督の掛け声で皆生トライアスロン大会の挑戦者たちがスタートしていきます。
我々メカニックチームの仕事は選手がスイムフィニッシュしてから始まります。落車・メカトラブル・パンク・シフトケーブルの破断・クラッシュによるホイールチェンジ・チェーンの破断交換、、、4台のメカニックカーがバイクコースを巡回し、選手をサポートします。
近年バイクの修理要請も増えていますが、メカニック業務以外に熱中症に陥っている選手への対応も心掛けています。
トライアスロン競技は、第三者の援助を受けてはならない。とされていますが、スイムで3000m泳ぎ、バイクで140kmのアップダウンの多いコースを走るのですから熱中症になってしまう選手も多く、バイクコース脇でうずくまっている選手をメカニックだから自転車修理以外はスルーするという訳にはいきませんよね。
各メカニックカーにクラッシュアイスや飲み物を積んで、救助を求めている選手をアイシングしたり給水をしました。何名かの選手は手当ての甲斐がありバイク制限時間に間に合ったようで、レース後にお礼を言ってくださいました。
完走率が少しでも上がったり、大会中に重症者が出ないように少しでも貢献できたらと思って業務にあたっています。
熱中症にかかりながら冷静に受け答えし、レースを続けるべきか大会に迷惑を掛けないように勇気ある撤退を判断する選手が居る一方で、今回も残念な選手が居たようです。
本州唯一のロングトライアスロンを開催する皆生大会は、地元警察の協力のもと交通整理は行っているものの交通規制は行っていません。言わば普段の生活の中にトライアスロン大会が溶け込んでいる状態で開催されています。
そんな中、バイクパートで交通事故を起こし、そのままレースを続けると言う当て逃げ行為があったようです。以前にも同様の事件があり、警察が走っている対象選手を捜索したことが過去にもありました。今回もレース中に事故を起こしてしまったようで、なぜ自分で起こしてしまった時点で事故対応が出来なかったのか残念です。

たくさんのトラブル対応を行い、スペアホイールもほぼ使い切る状況まで頑張っていただいたメカニックチーム。
今年は総勢15名で選手のサポート。
元オリンピック選手の小原さん、八尾監督、皆生29回完走のベテラン選手、セミロング女子優勝者の親御さん、地元の大会を熟知したスタッフ・・・。
皆さん酷暑の中、汗でビショビショになりながら業務にあたりました。本当に感謝しかありません。
来年も選手のサポート体制を作っていけれたらと思います。
選手が主役のレースですが、こんなカタチで選手を支えている裏方もいます。